「自分ファン」を作る

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山中3



仕事をしていれば、嬉しいことも苦しいこともあります。山中さんは以前、採用が上手くいかなかった経験から、お客様へのヒアリングの大切さを学びました。当時、お客様から求める人物像をお聞きして原稿を作成したのですが、募集を出しても応募数が芳しくありません。サイトの閲覧数や表示回数のデータを見ても、他社を含めた全体平均値より低い結果でした。自分のヒアリング不足によりお客様が本当に求めているターゲットが引き出せていないことに気付きました。それからは「お客様が求める人材がどこにいるどんな人か。どんな情報を知りたいと思っているか」を考えるようになりました。

反省することばかりではありません。この仕事をしていて良かったと思えるのは、やはりお客様の希望どおりの採用ができた時。そして、入社された方が今でも頑張って仕事を続けている様子を聞けると嬉しくなります。以前に手がけた仕事で、人が集まりにくい業界の求人案件がありました。周りからも「これは難しいよ」と言われていたにもかかわらず、多数の応募があり、目標どおり5人採用という結果を出せました。この時は、喜びと共に大きな達成感を感じました。

現在山中さんには、後輩がいます。後輩にアドバイスする立場になって気を付けているのは「田中部長ならどうするだろう?」ということ。これまで自分を指導してくれた信頼する田中さんの言動を想像し、次の提案はどうするか、どんなタイミングでコンタクトを取るかなどを考えて後輩にアドバイスします。入社する時から元々、人を育てることに興味がありました。きっかけは中学と高校で所属していた演劇部での経験です。中学での部活は上下関係が大変厳しく、高校では一変して自由な雰囲気でした。どちらにも良さがありますが、先輩の指導方法によって、チームの雰囲気も人の成長も大きく変わるものなんだと肌で感じました。それを機に、人に教えることに興味を持ち、今では率先して取り組みたいことになっています。

これからも成長のために頑張りたいことは「自分ファン」をつくること。「求人のことなら山中さんにお願いしたい」と信頼してくださるお客様を一人でも多くつくること。就職活動中に、田中部長から企業説明会で「自分ファンをつくってください」と聞いて以降、自分もファンをつくってみたいなあと漠然と考えるようになりました。「まだまだです」と笑顔で話す山中さんですが、これからも多くの「山中ファン」をつくってもらいたいと思います。

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