全員が燃焼できる状態を作る

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田中さん8


どんな組織においても、トップが変われば雰囲気も成果も変わります。選手が同じでも、監督が交代することで強くなることや弱くなることがあります。田中新社長はこれからどんな采配をふるうのでしょうか。

田中社長が口にしたのは、社員達のことでした。ご縁あって広報企画センターに入社してくれた皆さんが、豊かな人生を送れるようにしたい。今はもう、歯を食いしばって耐え、プライベートを犠牲にして頑張るような時代ではありません。「豪邸や高級車などを手に入れたい」そういう人は昔ほど多くないかもしれませんが、そのくらいの収入を得ることができ、それぞれが望む人生設計やライフスタイルを実現していけるようにしたい。そして頑張った分は、しっかりと還元したいと考えています。

「全員が燃焼できる状態を作れ」。田中社長が経営勉強会で習った大切な言葉です。全員が自分の役割を果たしつつ、それぞれの目標を目指していく。それには、自分自身で「楽しい」状態を作ることが重要です。田中社長は、子供の頃にゲームで遊んでいる時、父親から「遊ぶ側ではなく、作る側になれ」と言われたそうです。楽しいことを作り出せる環境や、自分から取りに行くことができるスタンス。そんな、自発的に動ける状態を作るために必要なことは、社員を信じて任せること。時に忍耐を必要としますが、個人個人の強みを活かしながら、かならず成長できると信じ、任せています。

田中社長自身の「楽しさ」は、立場が変わることで変化していきました。いち営業だった頃は、自分の評価を上げて価値を高めることが楽しみでした。取締役の時は、みずからへの評価に加えて、お客様を輝かせることが楽しくなりました。社長になってからは、スタッフ全員の価値を高めることが加わりました。

今後の姿勢として失いたくないものは、自分のやりたいことや望むことを目に見える形で表現していく姿勢です。どんな環境の変化が訪れても、自分たちが目指すゴールやビジョンを伝え続けること。それぞれが自分の夢を持ち寄って同じ船に乗り、一つの目的に向かって進んでいくためには、トップとして常に進むべき方向を指し示していくことだと、好きな漫画「ワンピース」に例えて、思いを語りました。

「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければ皆で行け」という、ことわざがあります。田中社長は今以上にスピードを上げ、全員の力を集約して、より遠くを目指す決意を伝えてくれました。

インタビュアー/株式会社Siren 菱田さつき

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