第一志望の企業に就職できる若者たちの増加

日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
株式会社広報企画センターです。
昨日発表となりました2024年卒の就職内定状況ですが、4/1時点で48.4%という結果でした。
求人倍率は高止まり傾向にあり、売り手市場となっています。
就職氷河期世代の中島としてはうらやましい限りです。
 
2023年卒の最終結果として約6割の学生が第一志望の企業に就職できているそうです。
つまり企業側にとってはそもそも第一志望の業界・職種にはいっていないと母集団の獲得すら難しい状況ということです。
過去の就職活動と比べても学生さんの就職活動量はインターンシップを除き、のきなみ減少傾向となっています。
一方で企業の採用目標の充実率は約4割と厳しい結果に。
足りない人材は中途マーケットで採用するか、翌年の採用計画へ持ち越すか、もしくは両方の作戦で行くか。
採用しないという選択はないと思います。
 
また、最近の学生さんの意欲(志望度/本気度)が低いのでは、と感じている人事担当者さんが多いようです。
自社への動機が低いということで選考から落としていると、結局誰も採用できないという結果になる危険性があります。
しかし学生さんの目線で考えると就職意欲が低いわけではなく、
売り手市場という環境から受ける企業数が減っているだけで就活以外に時間を使っているという面があります。
アウトバウンド(スカウト)が増えているので優秀な人ほどインバウンドの動きが減っているのです。
 
エントリーシートの中身が少ない人でもレベルが低いわけではありません。
今までエントリーシートで一次選考をしていた企業側にも、その状況を理解して二次選考へ進める余裕が必要かもしれません。
 
また、志望度が低い学生さんの応募が増えている今だからこそ、面接担当者の力量が試されています。
日本人的優秀な人材として今まで評価されてきた方が面接担当者になった場合、
ありがちなのは、応募者が最後まで言わなくても何を言いたいか理解し、この人は○○的な人物だ、と評価できてしまう点です。

面接で最初から本音をいえる人は多くありません。
不安や疑問を言語化してもらい、それに丁寧に答えることで信頼関係を作り、企業への志望度を高めていく必要が出てきました。
すべての応募者と面接する時間的余裕がない、という課題については
面接の前に適性検査を行うことで「パーソナリティ」に左右されず、一定の基準を満たした応募者とだけ面接することができるようになります。
限りある時間の中でますます効率的に動くために、人事担当者の皆様には大変なマーケットとなってきました。
当社でサポートできることがあればお気軽にご相談いただければと思います。

※データ出典元:就職みらい研究所/就職プロセス調査(2024年卒)「2023年4月1日辞典内定状況」よりグラフを一部抜粋しております

無題
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