今月は大学生さんからの応募をどうしたら増やせるか、という視点で採用成功のポイントをまとめてみました。
そもそも「ガクチカ」という言葉をご存じでしょうか。
これは近年就活中の学生さんが使用している就職用語の一つです。
大学3年生の夏(今位の時期)から就活は本番を迎えます。
夏季休暇を利用したインターンシップです。
大学ごとに異なりますが長いもので1週間~2週間、短いと1Dayインターンのケースがあります。
ご存じの通り社会人経験を体験する場、として多くの学生さんが活用しています。
同時並行で準備をすすめるのがエントリーシートの作成です。
「ガクチカ」とは「学生時代に力を入れたこと」です。
エントリーシートだけでなく、実際の面接できかれる質問N0.1といっても過言ではありません。
その為、学生さんは書類選考を突破するための材料として日々ガクチカネタを探しています。
大学生のアルバイトさんを活用したいのであれば「アルバイト先がガクチカネタになる」ことをアピールするのがおススメです。
居酒屋さんなどの飲食店や塾講師などのアルバイト経験というだけではPRネタになりません。
実際にアルバイト先でどのような苦労に対してどう向き合ってきたか、などのエピソードが重要になります。
最近ではSNSでのお店PRで新規顧客が○%増えた!ですとか、
同世代だけではなく社員さん、パートさんたち、場合によってはお客様など、様々な年代の方とコミュニケーションをとれるようになった!
新人さんのフォローで定着率をあげた!(アルバイトの平均勤続年数が半年だったのを1年以上にした)
などといった具体的な結果です。
働くこと=大変なことだからこそ、どう挑戦し、どのような成果を出してきたのかの自己分析にもつながっています。
一方で、自慢できることがないという思い込みを払しょくできるよう
第三者(まわりの大人)にアドバイスを求めることも増えてきました。
一番の相談相手はご両親(ご家族)だそうです。
意外かもしれませんが学生さん同士は就活の相談をしないそう。
そういう意味で社会人の先輩からのアドバイスがもらえる関係性がつくれるというのは結構大事なことです。
面接官は、学生の頑張った経験そのものを知りたいのではなく、その経験から学生の人柄や価値観を知ろうとしています。
同じ目線とまではいわなくても就活前から「こういうところが君のいいところや強みだと思うよ」といった声掛けが自信につながります。
また、長期間アルバイトをしていると、「バイトリーダー」を任されることもあります。
リーダーとしてチームメンバーを率いてまとめる能力は社会で求められる能力になります。
責任を持ちたくないという気持ちもありつつ、「役に立っている感」、「成長」や「自信」が欲しい学生さんは多数います。
リーダーになった事実ではなく、なぜリーダーにしたのかをフィードバックしてあげることが大切です。
一度失敗しても粘り強く諦めずに進んでいけるのは、社会人にとって必要な能力です。
アルバイトも最初はできないことばかりで、たくさん失敗するでしょう。
その失敗にくじけず、何度でも頑張れるのは、大きなアピールポイントになるということを伝えてみてはいかがでしょうか。。
また、長期間継続していれば、それだけエピソードが多く、アピールしやすいというメリットもあります。
お店側や企業側からみてもお互いの相性を知る良い機会になり、早期離職の防止にもつながると思います。
是非、求人情報でのアピールや新人教育の手段として参考にしてください。